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これまでの話7

2012年4月。 仕事を辞めて最初にしたことはHPの作成とスーツ、メガネを買うことでした。 選挙は7月なのでかりゆしウェアでというのも考えましたが、周りに

相談して、あえて三つ揃いのスーツでいこうとなりました。

夏場はジャケットを着ないでいこうということで

ベストがユニフォームのようになりました。

眼鏡はメガネ屋さんと相談して、誠実さと清潔感が出るような

メガネを見立ててもらいました。

髪型にしてもそんな感じで、美容師さんに相談して決めていきました。

外見についてはそれほど強いこだわりがあったわけではないので

仕上がりには満足でした。

苦手な事は信頼できる人に素直に聞いておくものですね。

どういう人なのか「話せば分かる」よりも「見てわかる」。

できることは全部やろうと思っていましたので、自分の好みと

「どう見えるのか」を分けて考えてのことでした。

というとすごく戦略的な感じがしますが

実際はこれ以外の選択肢がないだけでした。

いかにも政治家然とした、ハツラツとしてギラギラした

頼もしさからは程遠い人なので、無理してもボロが出るし

続かないでしょうということで、無理のない範囲で選択していきました。

その後は政治活動用の名刺を作り、フライヤーのように

カフェや知り合いのお店に置いてもらえるように働きかけていきました。

名刺とチラシの中間…ややチラシ寄りの感じで作り

飛び込み営業のようなこともしながらいろんなことをお伝えしていきました。

その傍らで、仕事をしながらではできなかった

市民活動関係のお手伝いもさせていただきました。

地域の自治会ではこれまでの獅子舞いだけではなく班長としても参加しました。

改めて地域の人の顔をみる機会となりました。

また同時に自治会の人手不足などの様々な課題を痛感する機会ともなり

市民参画のまちづくりへの課題も見えてきました。

祭りのスタッフとして、イベントの裏方として、セミナーの受講生だったり

研究会の会員といろんな立場で多くの方との関わりを再確認しながら

新たな出会いを増やしていきました。

高校時代から待たせてきた人にとっては「ようやくか!」という反応でしたし

そういう話をしてない人には「え?なんで?」という反応でしたが

概ね「若い人が頑張るのはいいと思う」と好意的にとらえてくださる方が多かったです。

もちろん、そのあとには

「でもただ若いだけじゃダメだ。何をしたいの?」というのが続くので

これまでの想いや続けてきたことなどをお話しして

理解していただけるように努めていきました。

多くの方とお話をする中で、自分の想いが言葉になる瞬間に何度も出会います。

「はじめよう、市民の手によるまちづくり」これは最初から使っている言葉ですが

こめる想いは少しずつ大きく具体的になっていきました。

あっという間に時間が過ぎていき、動きが足りない、届くのか?と焦る一方

言葉がまだフワフワして考えがまとまっていないんじゃないか?という焦り。

仕事を辞めて走り出すんだ!という理想と現実のギャップに苦しみながら

確かな手ごたえを探して彷徨っていました。

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ケルビムさんにお伺いしました。