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平成26年2月定例会一般質問

質問内容

  1. 中心商店街活性化について。

一般質問の動画はこちらからご覧下さい。

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ハイサイ。無所属の会、中村圭介でございます。 

本日は私も資料を持ってきたわけですけれども、先ほど仲松議員の質問の中にありましたICTの活用によって、私もモノレールで不用な視線を受けることなく、鞄の中にタブレットをしのばせて質問に臨むことができたのかなと思うと、私個人的にもICTの議会での活用というのもどんどん推進していただきたいなというふうに思っております。

本日は、たばこに関する質問等も含んでおりますので、ちょっとたばこに関して。

私もたばこを吸わないものですから、喫煙者の気持ちがなかなかわからずにおりまして、今回質問に当たって、依存症に関する書籍等を読んでまいりました。

たばこは嗜好品でありますが、他のものと一線を画すほど依存度が高く、一度依存をしてしまうとなかなか抜け出せないものだということを再認識いたしました。

思い起こせば、私の父もヘビースモーカーでありました。

生前、医師にたばこをとめられた後も吸わないたばこを大事にとっておいて、吸ってもいいと許可が出たらすぐにでも吸いたいということを言っておりました。

嗜好品でありますが、吸っても吸わなくてもいいというものではなくて、吸わなければいられないというものだと。

怖いことですが、そういう状況に陥っている方もいらっしゃるということを考えて施策を講じなければ有効な対策にはならないのかなというふうに思っております。

それでは、通告に従いまして質問させていただきます。

中心商店街活性化について。

(1)国際通りなどに路上喫煙禁止地区を設けましたが、その後の進展について、条例施行後の当局のこれまでの取り組みについてお伺いします。

大城弘明 経済観光部長

中村圭介議員の一般質問、路上喫煙防止条例の取り組みにつきましてお答えいたします。

平成19年4月の条例施行後、平成21年4月から国際通りと沖映通りの路上喫煙禁止地区での指導員による指導パトロールを実施しております。

当該区域における路上喫煙者への指導件数が、パトロールを開始した平成21年度には年間約4,900件ありましたが、3年後の平成24年度には約1,800件までに減少しており、当該区域における路上喫煙の状況は改善されているものと認識しております。以上でございます。

中村圭介

ありがとうございます。 路上喫煙のパトロール、取り締まりに関してはわかったんですけれども、どこで吸うのかというところで考えていただきたいなと思いまして、きょう資料を用意してまいりました。

(資料提示) 那覇市の路上喫煙防止条例についてよくある質問というのがホームページにございまして、その中で9つ目の質問、「禁止地区ではたばこを吸える場所はありますか」という質問に対して、「禁止地区内もしくはその周辺に数カ所の喫煙スペースを設置する予定です」という回答が載っておりました。

私も沖映通りにあります観光案内所にまいりまして、喫煙できる場所はどこですかとお尋ねしますと、てんぶす那覇だけですということでご案内をいただきました。

確かに健康増進法の中で第25条に受動喫煙の防止というものがうたわれておりまして、基本的に施設の中でのたばこ、これたばこの煙なんですけれども、吸っている方はいいんですけれども、吸いたくない人に対してたばこの煙がいかないように施設の外で吸う、もしくは施設の中で吸わないようにしてくれと。どうしてもそれが不可能な場合には、喫煙スペースなりを設けてしっかりとたばこを吸わない方に煙がいかないように配慮するということが書かれております。

そこで、たばこを外で吸うとか、施設の敷地内だけれども、外で吸うようにできる場所があればいいんですけれども、そうでない場合もあるわけです。

これは国際通りなんですけれども、ここが国際通りです。そしてここが沖映通り。このピンクの線が引いてあるところが平和通りとむつみ橋通り、市場本通り、市場中央通りというふうになっておりまして、ここがアーケードになっております。

つまり、このあたりであれば外に煙は逃げていくわけですけれども、このピンクのところはアーケードでございますので、半屋内。夏はエアコン等もきいておりますので、なかなか外で吸ってくださいというわけにもいかない。

なので、敷地内とはいえ店先に灰皿を置いて、そこでたばこを吸ってくださいというわけにもいかないという現状があるわけです。

平和通りの通り会の方にも聞いてみたところ、たばこを吸う場所というのは、今案内できるのはてんぶす那覇だけですので、なかなか公的に案内できる近場がないという話は聞いております。

そうすると、どこでたばこを吸うのかといいますと、アーケードがない場所ですとか、アーケードの近くの路地、こういったところでたばこを吸われるそうです。

そうすると、このあたりにたばこの吸い殻等が散見されたり、また、ここがパラソル通りと呼ばれているところなんですけれども、ここはアーケードはなくて、そこに日傘のパラソルが置いてありまして、そこに椅子、机があります。

そこで休憩をすることができるわけです。 ちょうど公設市場の雑貨部のすぐ裏のほうになるわけですけれども、ここにはお店がもちろんあるわけですが、そこに休憩に来た方がたばこを吸われると。もちろんここは禁止地区ではありませんので、たばこを吸うことに関しては、吸殻を片づけてねという案内はするわけです。

しかし、たばこの煙があるということは確かでございます。 そこで商店街の振興会のほうからも、こうしたたばこの喫煙所を設ける、そこできっちりとたばこを吸わない方にたばこの煙がいかないようにする施策をとったほうがいいのではないかということで、これは那覇市にも要望が出ていたと思います。

そこで公設市場の雑貨部に喫煙スペースを設けまして、この煙を全部ここに入れてしまうと、煙が全てなくなるというような形になるのではないかと思うわけです。

きょう私がお話をしたいことは、喫煙所を設ける、それだけではないんです。設けることで何が起きるかといいますと、このパラソル通り、これは従来今までも待ち合わせに使われたりとか、休憩場所に使われてはいたわけです。そして、昨年12月、ここにオストメイト対応のトイレであったり、観光案内所、授乳室を含む多機能のトイレが新設されております。

そして、ここはさらに休める場所もありますので、待ち合わせに最適な場所になるわけです。現在ある状況を生かして、新たな観光スポットをつくることができるわけです。

公設市場はここにありますので、市場でご飯を食べて、たばこを吸いたくなったら、その家族の親がたばこを捨ってる間に、ここでちょっと待っててねということもできますし、ここで1回集合して解散をして、ここでまた集まってねと言って集まって、次の場所に行くとか、そういった待ち合わせなどにも有効に使えるのではないかというふうに思います。

そこで公設市場雑貨部への喫煙場所の設置の可能性についてお伺いいたします。

大城弘明 経済観光部長

ご質問にお答えいたします。 現在、本市の管理する施設等は市の庁舎等における受動喫煙防止対策に関する指針や、沖縄県の禁煙施設認定推進制度に基づき、市民の健康増進の観点から受動喫煙防止の推進を図っているところでございます。

しかしながら、議員から今ご提案のあったとおり、さまざまな視点での喫煙場所の設置についての意見もございまして、今後、マチグヮーにおける喫煙所の設置に対するご意見やご要望など、市民ニーズの動向を見極めたうえで、当該場所への設置の可能性についても検討してまいりたいと。 今ご提案のあった視点も大事なところだと考えておりますので、また、要望も出ておりますからそういった方向をしっかり意見聴取しながらやっていきたいと思っております。

中村圭介

私もこのあたりに伺いまして、周辺のお店の方にもお話を聞いてまいりましたところ、ここも商業地ですので、シャッターがおりている状態を行政がつくることは避けてほしいということは、要望をいただいております。

ここは通り沿いですので、1階で結構な間口があるわけです。そこにシャッターがおりている状態があると、どうしてもここが表で、ここが裏通りのような印象を与えてしまうと。このシャッターにも落書きがあったりしておりますので、どうしても薄暗い印象になってしまうということで、少しでもシャッターを開ける努力をしてほしいと。

ここの小間がちょっといびつな形をしておりまして、募集をかけても業者の方がなかなか入らない場所になっているということも聞いております。

そのおかけで今は暫定的に那覇市が倉庫として活用しているわけですけれども、この通りに面した1階の場所を倉庫として使うというのは、すごくもったいない話だというふうに思いますので、まわりを生かすような形で公設の市場が果たす役割というのがあると思いますので、そこを検討していただきたいなというふうに思います。

もちろん市場なので、商業に使えれば一番いいわけですけれども、時代に合わせて、実情に合わせて建物の使い方というものを変えていってもいいのではないかというふうに思います。

続きまして、公設市場衣料部の2階に設置されております「ひやみかちマチグヮー館」について、お尋ねいたします。 ひやみかちマチグヮー館の開館から3年が経ちます。当初の目的と目標、その進捗についてお伺いいたします。

大城弘明 経済観光部長

ご質問にお答えいたします。 ひやみかちマチグヮー館は、平成23年度に牧志公設市場衣料部2階に設置され、日常的に音楽ライブやお笑い、伝統芸能などの集客力が見込まれる企画事業を実施することで、地元客から観光客を当該地域に誘導し、にぎわいの創出を図ることを目的といたしております。

集客実績といたしましては、平成23年度は約1万5,000人、平成24年度は約2万3,000人、平成25年度は集客目標の3万人を超え、1月末現在で約4万人と年々増加傾向にあります。 今後の課題といたしましては、イベントを実施しない時間帯の活用方法の検討や、来場者の拡大を目指した企画や広報の強化が必要であると考えているところでございます。

中村圭介

今説明がありましたひやみかちマチグヮー館は、公設市場の雑貨部のこの先の公設市場衣料部、ここの2階でございます。ここが外から見てわかりづらい場所にあるなというのが第一印象でございました。

実際に公設市場の衣料部の近くまで行って写真を撮ってまいりました。

(写真掲示) ここが公設市場の衣料部がこの建物なんですけれども、この2階がひやみかちマチグヮー館でございます。ここからずっと歩いてきても、どこにひやみかちマチグヮー館があるのかがわかりにくいわけです。このベルト屋さんの前まで来て、右を見て2階を見ると、ようやくひやみかちマチグヮー館という言葉が見えるわけです。

ですので、通りの奥に何があるのかというわくわく感ですとか、期待感とか、そういったものをもって、ここまでしっかり来てくれればいいんですけれども、そこまで引っ張ることができなければ、なかなか行きたいと思っている人も探せなかったり、そもそも発見できなかったりすることが考えられます。

もちろんソフトの中身を委託している事業だとは思うんですけれども、目標が達成されるように、目的に合った外観というものも大切であると考えます。

商品のパッケージ、外箱について考えれば理解しやすいと思いますが、同じ中身でも中身がよくわかる商品の趣旨が伝わる外観というものが信用を与えて、期待を膨らませてファンを増やすことにつながるというふうに考えております。

そこで次の質問でございます。 4年目に向けて屋外広告など、外観の整備についての計画についてお伺いいたします。

大城弘明 経済観光部長

ご質問にお答えいたします。 当該施設のある公設市場衣料部と雑貨部につきましては、昨年度に壁面塗装等を実施したところでございますが、商店街関係者や来場者のアンケートなどから、当該場所がわかりにくいとのご意見があるのも確かでございまして、私も一番最初にそこのイベントを訪ねたときに、やはり探しにくかったなという印象があります。

そういったことを含めて、商店街組合や通り会等の関係者の皆様方と意見交換しながら、わかりやすい案内の表示方法についても工夫してまいりたいと思います。

また、先ほど議員からお話があったように、近くにマチグヮー総合案内所もオープンしておりますから、そこからの導入とか、いろいろな形で工夫をしていきたいというふうに考えております。以上でございます。

中村圭介

私からの提案なんですが、(写真指示)見たところここは空いておりますので、こういったところを活用してみてもいいのかなと思います。

建物の関係で突き出した形での広告が難しいとは思いますので、下のタイルの活用ですとか、外からの誘導とかというのも考えていただけたらいいのではないかなというふうに思います。

ありがとうございます。 那覇市の第4次総合計画の施策の1つに、商店街やマチグヮーの活性化を進めるというものがあります。

今ある建物を現状、実情に即した形で活用していくことがマチグヮーらしさを残しながら地域を元気にしていくことにつながるというふうに考えておりますので、今後もそういう取り組みを進めていただきたいということを要望いたします。

私はかなりの頻度で商店街、マチグヮーについて取り上げさせていただくわけですけれども、それは理由がありまして、マチグヮーというのはさまざまな問題が錯綜しながら絡み合っていて、どこから手を付けていいのかわからない状況にあるわけです。

しかし、現場には困っている方がいて、改善してほしい要望というものがたくさん眠っているわけです。

なのでそこから少しずつ1つずつ確かな足取りで、今できることを確実に進めていく。

そしてまた、これを後ろにまわせばまわすほど地域の力が衰退していったり、マチグヮーの活性化を担っている人材が外に流出してしまったり、そういった機会の損失が懸念されますので、スピード感をもって対応できるようにしていかなければいけないというふうに思います。

マチグヮーの建物も今更新の時期にあたっておりまして、どんどん変わっていかなければいけません。どう変えていくのかということの議論が、今真っ最中なわけですけれども、今残っている建物がそのまま使えるのであれば改装して使う。

例えば、以前、新天地市場で台湾の大学の美術展などをやっておりましたけれども、そういった形で今ある建物を活用して何か別のイベントがうてないかとか、そういった雰囲気をうまく活用した新たな事業というのができないのか。

そういったことを考えていただければ、大きなお金をかけて何かを動かすということではなくて、今あるものに少し手を加えて使い方を今風に変えていく。

そして、そういったアイディアをもった若い人をどんどん中に入れていく。そうしたことが今求められているのではないかというふうに思います。

ちょっと時間は余ってしまったので、これで私の一般質問は閉じます。ありがとうございました。

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