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久茂地小学校統廃合が決まりました。

だからやめときます。

フェイスブックに書いてたことをそのままこちらにも貼っておきます。 書き始めて見たものの、未だに頭の中でぐるぐるしているので うまくまとまってはいませんが、考えていることを書いておきます。 斜め読みでも、読めそうなところだけでも読んでいただければ 幸いです。考えものだよ。

本日の那覇市議会本会議で、久茂地小学校と前島小学校の統廃合 に向けた学校設置条例の一部改正が審議され、賛成多数で可決さ れました。これにより、平成26年3月31日で久茂地小学校、前島 小学校はなくなり、26年4月から前島小学校へ統廃合された新し い学校(名称は未定)になることが決定しました。

議案の採決に先立ち、反対、賛成それぞれ2会派から意見が出さ れました。

反対意見としては、 1住民合意が得られていない

2統廃合の根拠である適正規模が学校教育の観点からではなく  行政都合の指標であり国でも今まさに議論しているところなの  で時期尚早である

3市長選ではこの問題だけを争点に選挙が行われたわけではな  いので、市民の信を問うたというには不十分である

賛成意見としては 1時代と共に教育環境も変化していくので、長年見守ってきた 児童数の推移から判断しても、早急に改善しなければならない

2市長選において、統廃合後の跡地利用についても踏み込んだ 発言をした上で選挙を行い、再選を果たしたことで市民の理解を 得られたと考える

その後、採決の直前に、本件について審議拒否の会派の訴えが ありました。

本件は児童の教育という大変重要な案件であり、政争の具にして はいけない。今回のように長引く対立を招いた教育委員会の手法 は反省すべきであり、今後しっかり対応・・・・うんぬん。退出 ここまで聞いて腹が立って冷静じゃいられなかった。 なんのための議会なのかと。

住民の合意が得られてないということはわかってるんじゃないか。 教育委員会の手法がまずいことがわかってるなら止めろ!

それが仕事でしょう。二元代表制なんだから、そのために市長と 議員の選挙は別々で行ってるわけでしょう。 (国会の与党の代表が総理になる議院内閣制とは違うわけですよ)

執行部の監視と評価が市議会議員の仕事です。 ちなみに市議会のホームページにも

「議会と市長は、共に住民を直接代表する機関であるとともに、 両者は、並列・対等の立場にあり、相互のチェック・アンド・ バランスによる適切な行政運営が期待されています。 http://www.gikai.city.naha.okinawa.jp/system/index.html

とあるわけですよ。

保革で争ってる場合じゃないですよ。争うつもりがなくても 争っているという構図に持ち込まれて思考停止してる場合じゃないですよ。

その構図を利用して市民不在で物事が決まっていくなら本当に 協働ってなに? 経費節減の時だけ協働ですか? 市民は行政の下請けじゃないからね。

翁長市長は大好きですよ。皮肉でなく、その行動力とリーダーシップは 素晴らしいと思いますよ。この12年の間にいろんな改革が進んできました。

何よりも「協働」について結果が出るまでいろんな施策を試みてきたことは 評価されるべきだと思っています。

第三次総合計画策定の時から議論になってきた「市民」はどこに いるのか?という問題。これに真剣に取り組んできたはずです。

那覇市NPO市民活動支援センターができ、協働大使を任命し、都市計画に ワークショップの手法も取り入れながら、厳しい行財政について 市民も一緒になって考えることをしてきたじゃないですか。

なんでも行政に「おまかせ」では立ち行かない。市民も行政も知恵を 出し合って、資源を持ち寄って望ましい未来の那覇について考え、実行する パートナーにならなければいけない。

しかし、そんな「市民」がどこにいるのか?それが問題でした。 平日の昼間にワークショップに参加して、行政にパブリックコメントを 出して、審議会に参加して市に答申して・・・・。

そんな「市民」を急速に育て、増やしてきた10年だったんですよ。

今回の件では教育委員会と市長部局の連携不足から市民置き去りで 行政手続きが進み、誰も止められなかった。

手続きの中身を評価するはずの議会でも止まらなかった。 議会で審議している最中に「この教訓を次に活かす」とかじゃなく 「今止めろ!」と。止めるべき機関が諦めたらそこで試合終了ですよ。

ちゃんとしよう!おかしいことはおかしいって言おう! 疑問は全部出そう!そのうえで議員一人ひとりが判断して 落とし所を決めるんでしょう?

それにしても 那覇市議会基本条例の制定を決めたその日にやることじゃない。

長くなりましたが、愚痴で終わらせるつもりはありません。 市民の手によるまちづくり。 これこそ那覇が目指す姿だと決意を新たにしたところです。

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