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会派合同視察2日目尼崎市

視察2日目。 今日は兵庫県尼崎市にて SIBを活用した若者の就労 支援アウトリーチ事業について お伺いしました。

昨日の神戸市に続き、 SIBを活用してみてどうだったのか 行政の立場からお話を聞ける大変 貴重な機会でした。

連日SIBについてお伺いする中で SIBのB(ボンド)について、掛かる コストとの兼ね合いで、必ずしも SIBではなくても実施できるのでは ないかということがどちらの事例 からも出ていたことが印象的でした。

成果連動型での事業委託をする 手段としてSIBが適している 場合はSIBを、そうでない場合は 別の手法で。 取り組みたい社会課題があるとして SIBを試みた時に、行政の既存の 施策とバッティングしない対象者 (施策の効果を測定するため)に 事業を行い、客観的な納得できる 指標を開発していく、というハードル は中間支援団体の方から話を聞い ていた以上に高いようで、適した 分野、事業、事業者を考えていくと 現状ではかなり限定されそうですね。

尼崎市はSIBの目的と意義について 官民連携のサービス提供 成果指標の開発による事業成果の可視化 成果志向の資金の流れを生む というのをあげており、あくまでも手段 としてのSIBを活用すべきで、目的 ではない、とおっしゃっていました。 SIBのメリットを分解して考えるのは 面白い視点だと思いました。

事業の中身としては、若者の就労支援 ということで、育て上げネットの訪問支援 アウトリーチにより就労にはいたらない までも、対象80人の約半数で生活上の ポジティブな変化を生み出すことができ たそうです。

官民連携を促進することで、従来よりも 成果を上げられる可能性があるものについて はいろいろ試してみた方がいいと思います ので、取り組むべき社会課題と、事業の 手法についての検討をしっかりして、 市民福祉の向上につながるように していきたいですね。

尼崎市議会の議場

視察後、岐阜へ移動。 最終日の明日は岐阜県可児市にて 可児市文化創造センターalaと 可児市子育て健康プラザマーノ の視察をします。

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