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会派視察九州2日目その2

はなまる学習会と武雄市が官民一体で取り組む小学校。 21世紀を生き抜く力を育むことを目指しているとのこと。

内容としては「青空教室」と言われる校外での体験学習 (自然体験や学校周辺環境への接近)と、「モジュール授業」 という朝の15分で学習の土台となる学び(木製の図形を使って 立体的にイメージできる「キューブキューブ」というものや 四字熟語を大きな声に出して読むことで記憶する授業など) を5分ずつ行うというもの。

モジュール授業は朝の1時間目の前に行うのですが 月に1度2時間の青空教室の分はどこかで時間をつくらなければ いけません。 そこで武雄市は時間確保のためのツールとしても注目されるICT化 (電子黒板とタブレットを使った反転授業)にも力を入れています。

反転授業とは、従来の復習中心の宿題(授業で習ったことを家で 確認する)から予習中心(事前に宿題として基礎知識を入れておき、 授業で確認、補完する)にすることで、授業の時間を効率よく活用 できると注目されています。 (先生は生徒の理解に合わせて解説できるメリットは大きいと思います。)

また、算数と理科に関しては、民間の塾などと協力して教材を開発し 電子黒板を活用してわかりやすいカリキュラムを目指しているとのこと。 (といっても、授業全体の2割程度とのことですから、従来の視聴覚教材 の使用頻度とそこまで変わらないのではないかな。)

新しいことをするには学校の先生の負担増が課題になるかと思いますが、 その点で武雄市は何のためにICT化を図るのか?が明確な分、導入の 必要性が理解しやすく、手段としてデジタルツールを使うことが共通して 理解されたのでしょう。ICT化にばかりに焦点が当たると、先生が新しい ことを覚える必要性と負担というような議論になりかねませんが、 先生の負担を増やさないで学習効率を上げる手段としてのICT化が、 現実的な課題に対応する方法として出てくるというのが導入が進んだ 要因なのでしょうね。

那覇市では電子黒板の導入は進んできましたが、タブレットを活用 した反転授業については一部始まったにすぎず検討がはじめられていますが、 タブレット端末を2人で1台を使うなど、宿題に対応できるというものではありません。 ICT化により学習効率がよくなる!というところだけを見ていると まだ始まったばかりで効果について半信半疑なところもあるかも しれませんので何のためにICT化をするのか?という目標を設定 する必要があるのでしょう。 いつものように議場で記念撮影 図書館に続き、視察受け入れくださいましてありがとうございました。

そうそう、市役所3階にはFacebookCity課がありましたよ! 職員全員がアカウントを持っており、広報部門への情報の集積が 容易になっているとのこと。やっぱり「簡単である」っていう力は 推進力がすごいね。 定住促進についての部署で「おすもう課」もあるとのこと。 いい名前(^^)

台風接近で予定がどうなるか。明日は視察をこなせる予定ですが 明後日の視察は進路次第とのこと。(それはそうだ) 視察ができたとして金曜日は帰れるのか?どうなるのか。 あいにく心配で寝れないということは全然なく、超眠いのでおやすみなさい。 ※追記 上に那覇市が一部反転授業を始めていると書いておりますが 正確には授業にタブレット端末を導入した段階であり、今後の検討課題として 反転授業があがっている段階であり、「一部始まっている」という表現は言い過ぎでした。 申し訳ございません。ご指摘いただきありがとうございました。

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