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平成27年度6月定例会代表質問

質問内容

  1. 中心市街地における地域コミュニティの将来像について
  2. 新文化芸術発信拠点施設について。

代表質問の動画はこちらからご覧下さい。

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ハイサイ、グスーヨー チューウガナビラ(皆さん、こんにちは)。無所属の会中村圭介でございます。

本日は、会派を代表いたしまして質問を行います。

きょうは新文化芸術発信拠点施設、いわゆる新市民会館について質問してまいります。

まず、この話に入る前に、確認しておかなければならないこととして、新文化芸術発信拠点施設の建設が予定されている久茂地小学校跡地を含めたその周辺の地域について市長のお考えをお伺いいたします。

久茂地公民館・児童館、久茂地小学校と、地域コミュニティーの拠点となる施設が次々と姿を消してきました。

特に久茂地小学校については、自治会が小学校区を単位として、久茂地小学校区自治会として地域活動が展開され、旗頭盛鶴が練習場所として使用するなど、小学校がコミュニティーの拠点として機能していました。

前島小学校、久茂地小学校が廃校となり、那覇小学校としてスタートした現在でも、久茂地小学校について過去形で語ることがためらわれるほど小学校がなくってしまったことは、簡単に割り切れるものではなく、わだかまりを残しています。

この件については、議会で那覇市学校設置条例の一部を改正する条例制定についての討論の際に、反対の討論はもとより、賛成や退席の表明に際しても、教育委員会の強行な進め方に異論が唱えられ、協働によるまちづくりにかなう配慮が必要であることが指摘されておりました。

地域は対話を求め、納得できる理由を求めていました。

結論ありきの説明会を繰り返す不退転の決意に対しては断固反対し、協働により互いの思いを尊重できる形を求めていました。

覆水盆に返らずで、一度失った信頼を回復するのは困難です。

自治会の方でもまちづくりに関わっても報われないという失望を抱えていたり、前向きに進もうとしても、行政が地域の声をどのように考えているのか、自分たちの声を反映させる気があるのか不安をもっています。

コミュニティーの拠点となる施設が姿を消し、今後、この地域がどうなっていくのか、そういった不安にどのように応えていくのか。

当時、教育長としてこの件を指導され、現在は、那覇市長という立場であります城間市長がお考えを示すことは信頼の再構築に向けて不可欠だと考えています。

商業の振興を中心に地域の活性化という言葉で語られる中心市街地において、にぎわいを支える居住地域として発展してきた久茂地地域に対して、今、那覇市はどのような考えをもっているのか、特に地域コミュニティーの観点から考えをお聞かせいただきたく質問いたします。

1.中心市街地における地域コミュニティーの将来像について。

久茂地地域からコミュニティーの拠点となる施設が立て続けに失われてきたが、久茂地地域のコミュニティーの将来像について市長はどのように考えているのか伺う。

次に、新文化芸術発信拠点施設についてであります。

建設の計画については文化振興課が、周辺の整備が始まれば恐らく都市計画部も絡んできますでしょうし、公園の整備や商工関係、そういった部署も関連してくると思います。

地域への説明といっても、自治会や国際通り商店街連合会、また経済団体や観光団体など関係者が多いのが特徴的な事業です。

もちろん那覇市の市民会館ですから、関係ない市民はおらず、現市民会館周辺に住む人にとってももちろん大きな問題です。

そこで(1)昨年度行われた那覇市新文化芸術発信拠点施設周辺環境整備基礎調査について質問いたします。

調査を請け負った事業者からの提案には、歩行者の密度の問題点から導き出される課題が歩道幅員の拡幅による歩行密度の低下、つまり新市民会館ができると、歩道に人があふれてしまう、それが問題、それを解決するためには、歩道の拡幅というものが課題になってくるのではないかというふうに示されているのですが、同様に自動車の渋滞の問題については、導き出される課題として、車道の拡幅は上がっておらず、公共交通の利用促進ということしか上がっておりませんでした。

これは当局は課題として考えていないのかということをお伺いしたいと思います。

(2)新文化芸術発信拠点施設周辺環境整備計画策定業務、これは今年度行われていますが、その内容について改めてお伺いいたします。

(3)新文化芸術発信拠点施設の今後の整備スケジュールについてお伺いいたします。

残りは質問席より行います。よろしくお願いします。

城間幹子 市長 

中村圭介議員の代表質問のうち、私から1番目の中心市街地における地域コミュニティーの将来像についてお答えをいたします。

ご質問の久茂地地域につきましては、旗頭を継承する盛鶴保存会の活動や、継続して実施されている久茂地川こいのぼり祭りなどの地域活動においても感じられるように、つながりの強いコミュニティーであると認識しております。

このような活動を継続していただけるよう、地域コミュニティーの活動拠点につきましては、現在、庁内関係部局において協議を重ね、前向きに検討しているところであります。

また、久茂地地域におきましては、平成33年度の開館を目指し、本市の文化芸術の創造発信拠点となる新市民会館の建設に向けて取り組みを行っているところでございます。

文化芸術等のさまざまな活動を通し、地域コミュニティーの活性化や地域活力の増進がはかられるよう、社会に貢献できる施設機能を盛り込み、市民の皆様と文化を創造していけるような施設として計画を進めてまいりたいと考えております。

このようなことからも、新市民会館開館後は、久茂地地域の皆様にも子どもから大人までの世代を超えた、文化芸術活動を通した地域活性化の取り組み等において施設を有効に活用していただきたいと考えております。

そして、このような取り組みを通して、地域の連帯感が一層高まると共に、地域への愛着もさらに深まり、よりよいまちづくりにつながっていくものと期待をいたしております。

まちづくりは一朝一夕にできるものではなく、時間をかけて根気強く取り組んでいく必要があり、終わりはありません。

久茂地地域におきましても、商業地としてのまちのにぎわいに加え、「ひと つなぐ まち」として、そこに住む人たちのいぶきが感じられる地域であり続けられるよう、本市としても支援をしてまいりたいと考えております。

島田聡子 市民文化部長 

中村圭介議員の代表質問2番目、新文化芸術発信拠点施設について順次お答えいたします。

はじめに、昨年度行った周辺環境整備基礎調査での事業者から提案についてのご質問にお答えいたします。

ご質問の課題につきましては、建設予定地周辺の現況調査及び将来予測に基づいて発生すると思われる問題点について、対応策を検討する中で、必要となる課題を挙げているものでございます。

基礎調査では、会館に伴う自動車の渋滞の問題につきまして、本市が取り組む、過度に自家用車に頼らず、公共交通機関や自転車、徒歩などでまちのどこにでも快適に移動できるまちを目指すまちづくりの考え方を踏まえて、公共交通利用促進等の対応策を整理し、課題として提案しております。

次に(2)の委託業務の内容についてお答えいたします。

当該業務は基礎調査で示さたれ現況と課題を踏まえて、建設予定地周辺の環境整備に向けた指針となる計画を策定することを目的としております。

具体的な取り組み内容といたしましては、地域の現況調査や交通量実態調査、地域の皆様の考えをお聞きするアンケート調査、今後の地域のまちづくりを考えるワークショップ等を実施し、地域のまちづくり方針素案を作成した上で、庁内の関係各課との連携を図りながら、費用対効果を含めた課題解決の方策についても検討し、計画を策定するものです。

続きまして(3)の新文化芸術発信拠点施設の今後の整備スケジュールについてお答えいたします。

現在、実施しております周辺環境整備に関する計画を9月末を目途に取りまとめた後に、今年度から平成29年度にかけて施設の基本設計及び実施設計を行う予定でございます。

その後、平成30年度より建設工事に着手し、平成32年度末の完成、平成33年度の開館を予定しております。

中村圭介

市長、島田部長、ご答弁ありがとうございました。

協働によるまちづくりにおいて大事なこととして情報の共有や、また過程の透明性が挙げられます。

積極的にお考えを伝えて、ひざを交えて対話をする機会を今後ともつくっていただきたいと思います。

この中で、中心市街地活性化の基本計画、またこの先、策定されるであろう第五次総合計画、その中で、まちの大きな変化についてぜひ触れてほしいと思いますし、一昨年、私が翁長前市長に対して公共施設の改変など、生活に大きな影響が出る施策については、もっと地域の声を聞いてほしいという要望をした際に、翁長前市長は地域のまわりにはもっと広い地域があり、その外にはもっと広い地域がある。そして那覇全体があるというようなお話をされておりました。

地域の設定の仕方で賛成、反対がかわってくるので、地域との対話というのは、そのへんに難しさがあるということをお話しされておりました。

確かに難しいなと思ったのですが、ここに私はヒントがあるというふうに考えています。

地域の規模にあった計画というものがあるはずです。

都市計画、第五次総合計画、中心市街地活性化基本計画等々、問題に直面してからでは遅いんです。

その前に、どう計画段階から市民に参画していただけるのか、共に地域の将来像を描けるのか、そこに力を割かなければ意見の対立が避けられずに、行政の考えを押し通そうとする事態が起きかねません。

協働によるまちづくりは市民に対して協力を要請するかわりに、ある種、権限を移譲するようなものであるともいえると考えております。

多様化するライフスタイルや住民の移動が活発になり、ニーズが多様化し、旧来の知縁組織をはじめ、新たなコミュニティーが形成されていく中で、市は市民に対してまちづくりのパートナーとして協力を要請する一方で、市民は参画することで、まちに対する要望を実現できる機会というものももちろん期待されているわけであります。

これは協働によるまちづくりが導入される前であれば、問題にならなかったこが問題になるという可能性も含んでいます。

行政手続を経ることが最優先だった時代から、正当の手続きを経ることに加え、だれとどのような議論をしたのかということが加わるわけです。

つまり行政論理だけで十分だった、保たれていた秩序に変化が起きる可能性を含んでいるのが協働によるまちづくりであると言えるのだと考えます。

従来のまちづくりでは限界を迎えている現在、そうではない道へ進まなければ現状維持すら難しい時代に突入しているわけですから、変化を当然のこととして考える必要があります。

では、どこが変わっても大丈夫なのかという話で、工期も決まって、予算も決まっている事業が先延ばしにされ続けては困るわけです。

まちづくりが進まないということになってくると思うわけですが、協働ができればまちづくりが進むという前提で、方向性が一致していればいいのかなと思うのですが、変わっていい場所というのももちろんあると思います。

それが土壇場ではなくて、長い目で見た将来計画、そのビジョンをつくる段階で、それぞれ枠組みの関係者がそれぞれの考えを持ち寄って新しい答えを導き出せれば素晴らしいと思います。

そこは意図していなかった答えが出たとしても大丈夫なはずです。そして計画をもとに進めていけば、地域と大きく衝突することは避けられると考えます。

関係する計画や上位計画との整合性を図るということは、これまでもされてきたので、ここに関しては、心配はしていません。

市長、ぜひ協働によるまちづくり、そしてまたコミュニティーづくりに対しても、積極的にかかわっていただきたいと思います。

では、2番目の質問について再質問いたします。

那覇市の方針として公共交通の利用促進という話でしたが、新市民会館、最大で2,000人近い人が一気に移動するような事態を想定しているそうですが、収容人数からしても、周辺のホールの収容人数とかを考えても、かなり例外的に大きな施設ではないかというふうに思いますが、それについていかがお考えでしょうか。よろしくお願いします。

島田聡子 市民文化部長 

再質問にお答えいたします。

新市民会館につきましては、中心市街地の活性化の観点からも本市が取り組む過度に自家用車に頼らず、公共交通機関や自転車・徒歩などで、まちのどこにでも快適に移動できるまちを目指すまちづくりの考え方を踏まえた施策を検討していくものだと考えております。

その上で、懸念される問題につきましては、現在、取り組んでおります周辺環境整備計画、策定業務におきまして、新市民会館で行われる公演等の終了時刻を想定した詳細な交通実態調査を踏まえたシミュレーション等を行い、必要な対策を検討してまいります。

また、身障者や高齢者をはじめ、どうしても施設の近くまで車でお越しになる必要がある方々につきましては、施設計画の中で十分に配慮していく考えでございます。以上です。

中村圭介

答弁ありがとうございました。

ぜひ現実的な対応をお願いしたいと思います。

次に、市民ワークショップが本年度の事業で計画されておりますが、何を決めるためのワークショップなのか。

またそのフィードバックはどのように行う予定でしょうか、教えてください。

島田聡子 市民文化部長 

再質問にお答えをいたします。

周辺環境整備策定業務については、建設予定地周辺の久茂地2丁目、3丁目、牧志1丁目にお住まいの皆様や事業者の皆様とともに、地域の将来像やまちづくりの方向性について考える地域ワークショップを複数回実施する予定となっております。

実施する市民ワークショップの成果につきましては、その都度「ワークショップだより」等にまとめた上で、那覇市のホームページへの掲載、また対象地域の全戸に配布することを検討しております。

中村圭介

結果の公表の後に、実際の事業への反映も期待しております。

そして今回つくられるまちづくり方針の素案というのは、これは何ために作成し、どのような場面で使われるのか説明を求めます。

島田聡子 市民文化部長 

再質問にお答えいたします。

今回、地域の皆様とともに作成いたしますまちづくり方針、素案についてですが、今後、全庁的な体制で取り組む、建設予定地周辺の課題を解決するために、環境整備に向けた各分野の計画を策定していくことになりますが、その各分野の計画に反映をさせていく、そのように活用する予定でございます。

中村圭介

なるべく市民の考えが反映された計画、まちづくり方針になっていただきたいと思います。

また、今後のスケジュールについてですが、一括交金の性質上、予定がずれ込むと大変なものもあるかと思います。

多くの部署がそれぞれの課題をもっているはずですので、内部の調整はもとより、関係者としっかり意見を交わして、市民に望まれる事業展開ができるように、万全の体制で臨んでいただきたいと思います。

以上で、私の代表質問を終わります。ありがとうございました。

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