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総務常任委員会視察1日目 広島県呉市

今日から委員会視察が始まりました。 初日は広島県呉市にて デジタルブック化された 市の広報誌の取り組み についてお話しを聞か せていただきました。

市の広報誌の話です。 那覇だと「なは市民の友」ですね。 呉市は「市政だより くれ 」です。

平成28年に広報誌をリニューアル する際に、人口減少で苦しい状況 だからこそもっと若い人に市政に関心を 持ってほしいと、若者に届きそう なことをしようと、デジタルブック化に 取り組んだそうです。 従来から編集方法を変え、デザインを 全て外注していたところから、職員の 育成をして、内製化を図っていったそうです。

職員で広報誌を作ろう!ということです から大きな挑戦ですよね。 慣れるまでは大変だったそうですが、 従来よりも制作単価が下がり、経費の 節減にもつながったそうです。

これが最新号です。 この広報誌がスマホやタブレット でも見られます、というものです。

市のホームページで画像やPDF を公開しているのとは違い、 アプリを使って閲覧します。

パソコンのブラウザ版はこちら

このCatalog Pocket(カタログポケット) というアプリは、ユニバーサルデザイン フォント(書体)で有名な株式会社 モリサワが提供するアプリで

・・・全然関係ないんですけど、 モリサワフォントって憧れですよね。 とってもキレイで読みやすい。 このフォントを使っているだけで 洗練された印象を受けます。 いいなぁ・・・。

モリサワが開発したアプリだから なのか、文字にこだわりがあります。 文字群をタップするとポップアップで 拡大表示されるのでピンチして 拡大するより迷子にならずに読めます。

また、6か国の多言語翻訳対応、 音声読み上げの機能もあります。 中の写真をタップすると、紙面には 掲載できなかった写真や動画が 見られる、過去の号もまとめて キーワード検索ができるなど いろんなニーズに応えられるものになっていました。

ちなみに那覇市もスマホアプリで 広報誌読めるんですよ。 マチイロというアプリです。 詳しくはこちら

これをインストールすると 最新号も読めます。 こんな感じです。 こちらのアプリは切り抜き スクラップを作れるところが 大きな特徴です。 お知らせのページの関心が あるところを切り取って SNSで拡散したり、好きな 特集を取っておいたりできます。

どっちもいいところありますけど 大事なのはアプリの話ではなくて、 どんな広報誌を作るのかという ことに尽きると思います。

呉市は「若者向けにやる!」と 決めて内製化までして自分たちが 伝えたいことがどうやったら伝わるか を試行しているのが印象的でした。

那覇市も、特に那覇市議会も 誰に向けて広報誌を作るのか 「市民全体に向けて」という 漠然としたものはやめて、 考え直さなければなりません。

アプリで配信するというのは あくまでもツールですから、 そこに載せる内容が興味を 引かなければなりません。

那覇市の広報誌も 那覇市議会の広報誌も 頑張らねば。 那覇市が目指すべきは 内製化ではなく目的の 明確化だと思います。 そういう意味では広報を 統括するアートディレクター を置くのは有効かもしれません。

まずは那覇市議会だより の編集委員会でしつこく 議論していくところから 始めたいと思います。

2日目は京都市へ行きます。

さて、一番上の写真は呉市の キャラクター呉氏(くれし) ダンスが得意とのこと。 ずっと見ていたい風貌。

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総務常任委員会視察2日目 京都市