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視察「かながわ外国人すまいサポートセンター」

今日から関東に来ています。 無所属の会の前泊議員に視察受け入れのお願いをしていただき、横浜市にある「NPO法人かながわ外国人すまいサポートセンター」に会派でお伺いして、設立の経緯や活動内容などをお伺いしました。

同センターは、多言語で外国籍の県民の住まい探しのサポートと、外国人に対し積極的に賃貸住宅の仲介をする登録不動産店「外国人すまいサポート店」への支援をしています。業界団体、民族団体、各地域の国際交流協会、外国人支援NGO・NPO、行政(神奈川県、横浜市、川崎市)等の支援協力のもと運営されています。 各種相談・支援事業を行い、共に生きるより良い地域社会づくりに寄与することを目的として活動されています。

今日は理事長の裵 安(ペイ アン)さん、事務局長の柳さん、森川さんにお話を伺いました。お忙しいところお時間とっていただきありがとうございました。

那覇市でも外国人が増えており、約5000人が住んでいますが 、言語はもちろん、生活様式など文化的な背景が違う人々が、人権を保障されながら共に暮らすための環境整備が求められています。

国別では、ネパール、中国、ベトナムの順で多くなっています。留学生だけではなく、永住者や国際業務、家族滞在などさまざまな暮らしがあります。

「入居先を探していると、外国人だからという理由で断られる」などの「すまい」の課題が入り口になっていますが、相談者に寄り添ってサポートしていくなかで、生活にまつわる様々な相談を受けているそうです。いくつかの事例を教えていただきましたが、経済や医療など生活基盤を整えるところから支援し、様々な場所と連携しており、差別や困難が続く現状を少しでも改善するべく、例えどんな小さなことでもできることを続けてこられたことで信頼され頼られるセンターになっているのだと感じました。

センター立ち上げの前に、行政が声をかけて、横浜市に住む外国人当事者を含む関係団体と、不動産業界団体との対話の場を作ったことが大きく動くきっかけになったというお話がありました。当事者同士だとなかなか対話のきっかけをつくるのは難しいので、そういう時に行政が動いてくれるといいですよね。

多言語での案内はいろいろあると思いますが、住居の退去時の案内を冊子を作っているなど現場での経験が積み上げられた支援が行われています。

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