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厚生経済常任委員会視察3日目「武蔵野プレイス」

視察3日目は武蔵野市の「ひと・まち・情報 創造館 武蔵野プレイス」を視察しました。

メインは図書館なのですが、同じ施設で図書館機能だけでなく、生涯学習支援機能、市民活動支援機能、青少年活動支援機能の4つの機能が提供されています。そして複合施設というだけでなく、その機能がじわりと混ざり合うことを意識的に行っている建築、運営になっていることが特徴です。

例えば、本を読みに来て市民活動団体の展示や発表に遭遇したり、高校生が勉強をしにきて、自習スペースで司書おすすめの本に出合ったり、サークルの会議で会議室を借りて、休憩にカフェでコーヒーを飲みに行ったらそこで本にまつわるイベントが行われているなど、機能が縦割りではなく、自然に行き来するような造りになっていますし、そうした活用を促すような取組が行われています。

施設の機能が越境するには職員間の連携が不可欠ですが、管理運営を武蔵野文化生涯学習事業団が一括で担うことで実現しています。

丸みを帯びたデザインが繭のようでやさしい雰囲気です。中の照明も場面に合わせて落ち着いた明るさや外の明かりを取り入れた明るい場所があるなど、居心地が良く落ち着く空間になっています。

感染症拡大防止対策として利用制限があるエリアもありますが、工夫を重ねてできるかたちでのサービス提供をされており、安心して過ごせます。

「読書に浸るアートな図書館」ランキング(『NIKKEIプラス1』9/24(土)付)で、武蔵野プレイスが東日本で1位(武蔵野プレイスのTwitterです) その日本経済新聞の記事(有料記事)

アートにふれる東日本一の図書館。すてきな場所でした。年間の最大イベント「プレイスフェスタ」直前のご多忙ななか、視察を受け入れてくださりありがとうございました。

駅前の人通りの多さを那覇市にそのまま応用することはできませんが、複合施設の機能横断的な考えは取り入れるべきだと思いました。特に、なは市民協働プラザの利活用をもっと促進したい。用がなくても行きたくなるような空間、何かで立ち寄った時に目的以外の情報にも触れる。なは市民活動支援センターに来る人が、市民活動関連の人だけだと広がらないですから、自習しに来た学生さんや、カフェのお客さん、産業支援センターやなは女性センター、なはし創業・就職サポートセンターに来た人が、市民活動支援センターの何かしら意識するようなことですよね。それをそれぞれの施設でできれば、もっと利用されるようになると思うし、それを目指した協働の核となる施設のはずなので、頑張らなければ。

午後は神奈川県鎌倉市に移動して、明日の視察に備えています。 明日が視察最終日です。

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厚生経済常任委員会視察2日目②「株式会社iCARE」
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